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【ヤリイカエギング】アオリイカ狙いとの違いを徹底解説!おすすめエギ5選!

2022/01/25 (ライター:飯田康太郎)

エギングはソルトルアーフィッシングの中でも、トップクラスに人気の高い釣りの1つです。

そんなエギングにおいて、狙えるイカはアオリイカやコウイカだけではないことをご存知ですか?

今回は、ヤリイカを岸から狙う「ヤリイカエギング」について紹介します。

 

<目次>

  1. 船だけじゃない!岸からも狙えるヤリイカ
  2. ヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違いは?
  3. ヤリイカエギングにおすすめのエギ5選
  4. まとめ

 

 

1 船だけじゃない!岸からも狙えるヤリイカ

ヤリイカといえば、船釣りでしか狙えない、そのようなイメージを抱いている方は多いかと思います。

しかし実際には、ヤリイカは岸からでも充分に狙えるターゲット。

ここではヤリイカエギングについて、時期や場所、タックルなど基本的なことを解説します。

 

1.1 ヤリイカエギングに最適な時期

岸からのヤリイカエギングにおいて、最適な時期となるのは12月から3月頃の寒い時期になります。

普段は水深数百メートルにもなる深場に生息しているヤリイカですが、この時期になると産卵のために比較的浅場に接岸してくるのです。

特に3月頃になると、高級珍味として知られ食べても美味しい、卵を抱いたヤリイカを狙うことができます。

また、12月から3月というのはアオリイカが深場に移動してしまうため、一般的なエギングにおいてはオフシーズンとされています。

ヤリイカエギングはそんな時期に最盛期を迎えるので、普段はアオリイカを狙っているアングラーにおすすめしたい釣りです。

 

1.2 ヤリイカエギングに最適な場所

ヤリイカエギングをするのに最適な場所となるのが、潮通しがよく水深のあるポイントです。

ヤリイカは産卵のため浅場に接岸してきますが、水深が数メートルしかないようなところまで接岸することはあまりありません。

アオリイカを狙ったエギングをされる方は、「大型のアオリイカが釣れそうな場所」とイメージするのが良いでしょう。

また、ヤリイカのエサとなるプランクトンが集まりやすい常夜灯周りなども格好の釣り場となります。

ヤリイカの回遊ルートに面した釣り場を見つけることが釣果に繋がるでしょう。

 

1.3 ヤリイカエギングに最適なタックル

ヤリイカエギングに最適なタックルに関しては、アオリイカを狙う際に使うものと同じで問題ありません。

ロッドの長さや硬さ、ラインの太さなど、ヤリイカエギングに合わせて変える必要はないので、普段アオリイカしか狙っていない方も気軽に挑戦できます。

強いて言えば、長めのロッドであれば沖の深いポイントまでエギをキャストできるので、ヤリイカエギングにおいては少し有利かもしれません。

使うエギのサイズに関しても、アオリイカを狙ったエギングでよく使用する3号から4号が中心となります。

もちろん、2.5号など小さめのエギで釣ることも可能ですが、飛距離を考えると3号以上のエギが良いでしょう。

 

 

 

2 ヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違いは?

釣り場やタックルなど、アオリイカを狙ったエギングと共通する部分が多いヤリイカエギングですが、もちろん違っている部分もあります。

ここではヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違いについて解説しましたので、釣果アップの参考にして頂ければ幸いです。

 

2.1 激しいジャークよりもフォール重視

ヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違い、1つ目はアクションです。

アオリイカを狙ったエギングでは激しいジャークからのフォールを中心に、さまざまなアクションを状況によって使い分けます。

しかし、ヤリイカエギングにおいて中心となるのはフォールを重視した優しいアクションです。時には、エギをゆっくりと巻いてくるだけのただ巻きでしか釣れないことも。

その理由として挙げられるのが、ヤリイカの遊泳能力です。

ヤリイカを始めとする鋭い形状をした筒イカは、アオリイカに比べて器用に泳げません。

そのため、激しいジャークに追いつくことができず、捕食を諦めてしまう可能性があるのです。

このことを常にイメージしながら、捕食が下手くそなヤリイカでも食べやすいような、ゆっくりとしたアクションを心掛けてみてください。

 

2.2 基本は夜釣り!外洋+常夜灯がキー

ヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違い、2つ目は時間帯です。

アオリイカを狙ったエギングは日中、夜共に釣るチャンスがありますが、ヤリイカ狙いのエギングにおいて、釣りをする時間帯は基本的に夜。

昼間でも釣れないことはないですが、アオリイカと比較するとかなり釣りにくいと言わざるを得ません。

ヤリイカ漁が夜に行われるのも、ヤリイカが夜行性であるからです。

そして、そんなヤリイカ狙いの夜釣りにおいてキーとなるのが外洋+常夜灯です。

ヤリイカは夜になると外洋の深いポイントから、岸釣りで狙えるほどの浅場まで接岸してきます。そして常夜灯周りに集まっているプランクトンを捕食するのです。

つまり、ヤリイカエギングをする際には、外洋に面した常夜灯周りが恰好のポイントとなります。

 

2.3 エサを使ったエギングも有効

ヤリイカ狙いとアオリイカ狙いの違い、最後はヤリイカエギングではエサを使った釣り方が有効になる、ということです。

実はこの方法はアオリイカ狙いでも有効なのですが、アオリイカ狙いで使っている人はほとんどいません。

しかし、ヤリイカエギングにおいてはエサを使った釣り方で釣っている人が多くいます。

エサを使った釣り方とは、「エサ巻きスッテ」とも呼ばれる、背中にエサを巻きつけられる専用のエギを使った釣り方です。

主には鳥のササミをエサとして使用し、それをゆっくりとリフト&フォールしながら巻いてくることでヤリイカを釣ります。

このエサの効果は絶大で、エギを使っても釣れない時の最終兵器のように使うのも良いかもしれません。

 

 

 

3 ヤリイカエギングにおすすめのエギ5選

ここまでにヤリイカエギングの基本的な概要から、アオリイカ狙いとの違いについて詳しく解説してきました。

ここからは実際にヤリイカエギングに挑戦してみようと思って頂いた方に向けて、ヤリイカエギングにおすすめのエギを5種類紹介します。

 

3.1【ダイワ】エメラルダスステイRV

エメラルダスステイRVはダイワのエギングブランド、エメラルダスから販売されているエギです。

この中の夜光モデルがヤリイカエギングにピッタリ。エメラルダスステイは激しいジャークよりもフォールを重視したエギであり、ゆっくりと動かしたいヤリイカエギングにおいて大活躍してくれるでしょう。

また、高重量と空気抵抗の小さなシンカー形状による飛距離もこのエギの特徴。より遠くの深いポイントを狙うことができるので、足元は浅くてヤリイカは入ってこない、そんな釣り場におすすめです。

 

3.2【エバーグリーン】ドリフト番長ノーマルシンキング

ドリフト番長ノーマルシンキングは、エバーグリーンというメーカーから販売されているドリフト釣法を得意とするエギです。

ドリフト釣法とは、潮の流れにエギを流しながらゆっくりと誘う釣り方。通常のエギでヤリイカが釣れない、そんな時に有効な釣り方となります。

また、ドリフト番長ノーマルシンキングには夜光カラーがラインナップされており、光っているものに反応しやすいヤリイカに対して効果を発揮してくれるでしょう。

 

3.3【ハリミツ】墨族ディープ

墨族ディープはエギを数多く販売しているメーカー、ハリミツが販売している、深いポイントを狙うことに特化したエギです。

沈みやすい形状をしており、ヤリイカエギングにおいて最適なポイントとなる深場を狙う際には、このエギを使うのがおすすめ。

また、ヤリイカエギングの釣り場では潮の流れが速いことも多いですが、そのような状況下においてもこのエギが活躍してくれるでしょう。

 

3.4【ヤマシタ】エギーノ モグモグサーチ

エギーノ モグモグサーチはヤマシタから販売されている、背中にエサを巻くことのできるエギです。

誰でもラクにエサを巻ける工夫がなされており、初心者の方にも最適。

使い方は海底まで沈めてから、ロッドをシャクってフォールさせての繰り返しです。

ラトルによる音でのアピールがあるだけではなく、夜光カラーまでラインナップされているので、通常のエギでヤリイカが釣れない時の最終兵器として使ってみてください。

 

3.5【キーストン】早福型/邪道編(邪道エギ)

早福型/邪道編は「キーストン」というメーカーから販売されている、エサを巻き付けられるエギです。

エサを巻かずに使うことも可能で、その際には激しめのダートアクションをしてくれます。

さらに、沈降速度の違う3タイプが用意。釣り場やその日の状況に合わせて使い分けてみてください。

ヤリイカだけでなく、コウイカやアオリイカなどを狙うこともできます。

特に、夜間に光るグロー系のカラーは、どんな釣り場においても大きな武器となること間違いありません。

 

 

4 まとめ

ヤリイカエギングの基本からアオリイカ狙いとの違いまで詳しく解説してきました。

ヤリイカエギングは、アオリイカがなかなか釣れなくなる冬に最盛期を迎える釣り。

アオリイカを狙ったエギングの経験がある方であれば、誰でも釣るチャンスがあるのもヤリイカエギングの魅力です。

冬だけはエギングではなく他の釣りをするといった方も多いかと思いますが、そんな方もぜひ一度ヤリイカエギングに挑戦してみるのはいかがでしょうか。

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